77Fox のワークスペースでは、小さなチームがプロンプト、キャンバス、ToDo、予定を共有でき、そのすぐ横にグループチャットと個別メッセージがあります。Windows デスクトップ版を使っている人どうしなら、最大 6 人の音声通話もそのまま始められます。ワークスペース、メッセージ、通話はどれも無料で、77Fox アカウントへのログインが必要です。ワークスペースとメッセージは Windows デスクトップ版と Web コンソールの両方で使え、音声通話は Windows デスクトップ版だけです。
3〜5 人のスタジオだと、よく使うプロンプトは各自のチャット履歴やドキュメントに散らばり、1 つ使うにもまず誰が書いたのか、どこにあるのかを聞くことになります。相談するには別のチャットアプリへ、ちょっと通話するにはまた別のアプリへ。ワークスペースは、共有したいものと会話を同じ 77Fox にまとめます。各自の個人的な内容は、これまでどおり各自のものです。
ワークスペースに置けるもの
ワークスペースで共有できるのは、プロンプト、キャンバス、ToDo、予定の 4 種類です。プロンプトは 1 件ずつでも、複数選んでまとめてでも共有でき、「ライブラリを共有」でライブラリ全体を共有することもできます。ライブラリ全体を共有すると、あとから追加したプロンプトも自動で含まれます。共有のたびに「編集可能」か「閲覧のみ」の権限を選び、初期設定は閲覧のみです。
共有した ToDo には担当者を 1 人指定でき、共有した予定には参加メンバーを選べます。キャンバスはワークスペースに共有するほか、リンクを作ってワークスペースの外の人に渡すこともできます。方法はキャンバスの共有方法を見てください。プロンプトを専用のライブラリに置くか、ドキュメントに残すか迷っているなら、「プロンプト管理:77Fox・Notion・チャット履歴を比較」が参考になります。
中身の持ち主は変わりません。共有したものは作成者のもので、管理者はワークスペースから共有を外せますが、ほかの人の元データは削除できません。あなたがワークスペースから退出すると、そこに共有していたあなたの内容も共有が解除されます。ワークスペースが削除されても、全員の個人の元データは残ります。
ワークスペースに参加しても、ほかの人の内容が自分の個人ライブラリに取り込まれたり、自分のページが変わったりはしません。プロンプト、キャンバス、予定は、共有された内容を「共有された項目」に分けて表示するか、自分の内容と一緒に表示するかを、それぞれ選べます。ToDo は常に一緒に表示されます。ほかの人が共有したプロンプトと ToDo には作成者のアバターが付くので、誰のものかひと目でわかります。
| 項目 | 上限やルール |
|---|---|
| 1 アカウントで作成できるワークスペース | 60 個 |
| 1 ワークスペースのメンバー | 500 人 |
| メンバーの役割 | 所有者、管理者、編集者、閲覧者 |
| メールアドレスまたは公開ユーザー番号での招待 | 7 日間有効 |
| 招待リンク | 初期設定は 7 日間有効。1 日か 30 日も選べ、6〜64 文字のパスワードを付けられる |
| 共有の権限 | 編集可能、閲覧のみ |
ワークスペースを作ってプロンプトを共有する手順です。
- 77Fox の設定で「ワークスペース」を開き、「ワークスペースを作成」をクリックして名前を付けます。
- 所有者か管理者が「メンバーを招待」をクリックし、相手のメールアドレスか公開ユーザー番号を入れて招待します。招待リンクを作ることもでき、その場合は役割と有効期限を選び、必要ならパスワードを付けます。
- プロンプトのページでプロンプトを右クリックし、「ワークスペースに共有」と共有先のワークスペースを選んでから、「編集可能」か「閲覧のみ」を選びます。複数選んでいれば、選んだものをまとめて共有します。ライブラリ全体なら「ライブラリを共有」を使います。
- メンバーが招待を承諾すると、各自のプロンプトのページに共有した内容が表示され、編集権限のある人はそのまま修正できます。
メッセージ
ワークスペースにはそれぞれグループチャットが 1 つ付いています。同じワークスペースのメンバーどうしは個別にメッセージを送れます。「自分に送信」もあり、PC と Web の間でものを受け渡すのに便利です。
- 1 件のメッセージは最大 16,000 文字、添付ファイルは最大 10 個です。画像は 1 つ 20 MB まで、その他のファイルは 200 MB までです。
- 添付ファイルは送信者のアカウントのクラウド容量を使い、無料アカウントは 1 GiB です。デスクトップ版でダウンロードした添付ファイルはそのままほかのソフトへドラッグでき、Web 版ではダウンロードボタンを使います。
- 新着メッセージはシステム通知で知らせます。同じ会話に数秒のうちに何件も届いたときは、「新着メッセージ N 件」のように 1 つにまとめます。
- にぎやかすぎる会話はミュートできます。ミュートした会話は通知を出さず、メッセージの入口の未読バッジにも数えません。
- 未読メッセージは、メッセージの入口に赤い数字のバッジで表示されます。個別メッセージでは相手が「既読」かどうかがわかり、グループチャットでは誰が読んだかは表示しません。
- 設定の「通知にメッセージ内容を表示」はオフにできます。システムの通知センターには通知の文面が残ることがあり、オフにすると通知には誰からメッセージが来たかだけが出ます。
- 新しく入ったメンバーも、グループチャットの過去のやり取りを読めます。ワークスペースから外されたメンバーは、すぐにそのグループチャットを見られなくなります。個別メッセージは、2 人がまだどこかのワークスペースに一緒にいる間だけ使えます。
メッセージは Windows デスクトップ版と Web コンソールの両方で使えます。デスクトップ版はログインするとすぐ「メッセージ」が表示され、ワークスペースに参加する前から「自分に送信」を使ったり、メールアドレスでほかの 77Fox ユーザーに電話したりできます。Web コンソールでは、ワークスペースに 1 つ以上参加すると「メッセージ」が表示されます。Android アプリには今のところメッセージのページがありません。
音声通話を始める
音声通話は Windows デスクトップ版だけの機能です。通話は次のように始めます。
- 「メッセージ」を開くと、一覧のいちばん上に「通話」の行があります。グループチャットの見出し、メンバー欄、会話の行にも電話のボタンがあります。
- 1 対 1 なら「メール」を選び、相手の 77Fox アカウントのメールアドレスを入れて「発信」をクリックします。最近の連絡先からかけ直すこともできます。複数人なら「ワークスペース」を選び、ワークスペースを 1 つ選んで「グループ通話」をクリックします。
- 相手のデスクトップ版では、画面右下に着信のウィンドウが出ます。「応答」をクリックすれば通話に入れます。このウィンドウは、相手が使っているウィンドウのフォーカスを奪いません。45 秒応答がなければ、不在着信として記録されます。
- 通話中は「メンバーを追加」で、メールアドレス、最近の連絡先、ワークスペースのメンバーから人を加えられます。ワークスペースから始めた通話に加えられるのは、そのワークスペースのメンバーだけです。1 つの通話は最大 6 人で、呼び出し中でまだ応答していない人も数に入ります。
- 抜けるときは「通話終了」をクリックします。誰かが拒否したり、時間切れになったり、先に抜けたりしても、ほかの人はそのまま通話を続けられ、最後の 1 人が抜けた時点で通話が終わります。
いくつかのルールがあります。
- 相手は 77Fox アカウントを持ち、Windows デスクトップ版がオンラインである必要があります。
- 着信は、設定の「音声通話」にある「着信の許可」で決めます。選択肢は「同じワークスペース」(初期設定)、「全員」、「指定した連絡先」、「着信を拒否」の 4 つです。初期設定では、同じワークスペースのメンバーからしか着信を受けません。同じワークスペースにいない人からの着信を受けるには、「全員」にするか、「指定した連絡先」を選んで相手をリストに加えます。「指定した連絡先」を選ぶと、リストにいる人しかかけられなくなります。
- 同じアカウントで同時に通話できるのは、1 台の端末だけです。
- 応答するまでマイクはオンになりません。通話ウィンドウを閉じても、ほかのページに移っても、トレイにしまっても、通話は切れません。トレイアイコンの右クリックからも、応答、ミュート、録音、通話終了ができます。
- マイクとスピーカーは「音声通話」の設定で個別に選べます。最近の連絡先には 30 日以内の直近 30 人が残り、いつでも削除できます。
録音する前にひとこと
通話中は、どの参加者も自分で「録音開始」をクリックでき、ほかの人の同意はいりません。録音中はメンバー一覧のその人の横に「録音中」と表示されますが、通知音は鳴らないので、ほかの人は画面を見ないと気づきません。
録音する前に、すべての参加者に知らせ、お住まいの地域の法律を守ってください。 通話の録音についての決まりは国や地域によって違います。録音を始める前に、通話の中でひとこと伝えましょう。
録音は録音した人自身の PC にだけ保存され、アップロードも同期もされません。録音の保存先は初期設定で 77Fox のローカルデータフォルダーで、「音声通話」の設定の「録音先」で別のフォルダーに変えられます。録音は自分とすべての参加者の声を 1 つの WebM 音声ファイルにまとめます。途中で誰かが加わっても録音は続き、新しいメンバーの声も入ります。1 回の録音は最長 4 時間で、そこで自動的に止まります。
データの置き場所
| 内容 | 保存場所 | 保護のしかた | 見られる人 |
|---|---|---|---|
| ワークスペースに共有したプロンプト、キャンバス、ToDo、予定 | 77Fox のサーバー | サーバーが持つ鍵で暗号化して保存 | そのワークスペースのメンバー(「編集可能」か「閲覧のみ」に従う) |
| メッセージと添付ファイル | 77Fox のサーバー | サーバーが持つ鍵で暗号化して保存(AES-256-GCM) | 会話のメンバー。外されるとすぐに見られなくなる |
| 通話の音声 | 保存しない | 77Fox の中継サーバーを経由して転送 | 通話中の人 |
| 録音ファイル | 録音した人の PC | アップロードも同期もしない | 録音した人 |
| 共有していない個人の内容 | 自分の PC。同期をオンにすれば自分の Google Drive にも | アップロード前に暗号化 | 自分だけ |
プロンプトをワークスペースに共有すると、本文は 77Fox のサーバーに保存されるようになり、個人の Google Drive 同期の対象から外れます。共有していない内容は、これまでどおり自分の PC と自分の Drive にだけあります。詳しくは「自分の Google Drive を使った暗号化同期の仕組み」をどうぞ。
メッセージと添付ファイルは 77Fox のサーバーで暗号化して保存され、鍵はサーバー側にあります。通話の音声は必ず中継サーバーを経由して転送されるので、あなたの PC の IP アドレスが相手に直接見えることはなく、音声が保存されることもありません。添付ファイル、共有キャンバス、ワークスペースの内容はアカウントのクラウド容量を共有し、個人の Google Drive 同期はこの容量を使いません。詳しくは機能ページのプライバシーの項を見てください。
よくある質問
77Fox を使っていない人に電話できますか?
できません。音声通話は 77Fox アカウントどうしでのみ使え、相手は 77Fox アカウントを持ち、Windows デスクトップ版がオンラインである必要があります。同じワークスペースにいない場合は、さらに相手が「着信の許可」を「全員」にするか、「指定した連絡先」を選んであなたを加える必要があります。
Web 版で通話できますか?
できません。Web コンソールではメッセージの送受信と、共有内容の閲覧・編集ができますが、音声通話は Windows デスクトップ版だけです。Android アプリには今のところメッセージも通話もありません。
メッセージは会話の参加者にしか復号できませんか?
いいえ。メッセージと添付ファイルは 77Fox のサーバーに保存され、サーバーが持つ鍵で暗号化されています(AES-256-GCM)。鍵はサーバー側にあります。API キーやパスワードのような機密情報は、メッセージにそのまま書かないでください。
無料で使える容量はどのくらいですか?
無料アカウントのクラウド容量は 1 GiB です。メッセージの添付ファイルは送信者の容量に数えられ、共有キャンバスとワークスペースの内容も同じ容量を使います。画像は 1 つ最大 20 MB、その他のファイルは最大 200 MB です。足りなくなったら、料金ページで容量の大きいプランを確認できます。
1 つのワークスペースに何人まで入れますか?
1 つのワークスペースのメンバーは最大 500 人で、1 アカウントで作成できるワークスペースは最大 60 個です。音声通話には別の上限があり、1 つの通話は最大 6 人です。呼び出し中でまだ応答していない人も数に入ります。